6月13日、日本トイレ協会主催の「ノーマライゼーション研究委員会」が、お茶の水女子大学で開催されました。
視覚障害者の方が公共トイレを利用する際の困りごとを行動観察させていただき、その後意見交換をする「現地対話型講演会」があったので、お茶大の共創工学部の学生さんたちに混じって参加させてもらいました。
最初に埼玉医科大学・眼科医の蒔田潤氏による「ロービジョン・視覚多様性・トイレ空間での課題」についての講演を聞きました。
私の弟が「ロービジョン」(全盲ではない)なので、外に出るのが怖くなり、一時引きこもり状態になっていましたが、困難をどう解決したらいいのか、考えさせられました。
行動観察では、当事者の方々が、あえて心の声を口に出してくださったので、「流れるボタンを探すのが困難」「点字が読める人はまだ小数」「広いと迷う、狭いと盲導犬が入れない」「内装の色が白だと空間認識しにくい」など、様々なことが分かりました。公共トイレはどんどん便利になってきましたが、実は昔のシンプルなレバーで流れた方がいいんじゃないかと思う場面も多々。
駅のトイレは音声ガイドがあったり随分便利になったけれど、トイレの内装の規格まで全国一律で変わるのには時間がかかるので、ケータイで場所を把握しながら道案内をしてくれる技術もあるように、AIがトイレの配置などをガイドしてくれるといいのにという当事者の方からの声もあり、すごく参考になりました。
また、当事者の方から、駅のホームから転落して急行通過の直前に這い上がって助かったエピソードを伺い、震え上がりました。
最近は、自動改札になり、改札にもホームにも駅員さんがいない時間が増えたとのことなので、視覚障害の方を見かけたら、片っ端から声かけしようと思いました。





